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Q 神山 佐市県議
交通事故のない社会は、県民誰もが願っております。国の中央交通安全対策会議においては、平成18年度からの5か年で進めている第八次交通安全基本計画のサブタイトルとして「交通事故のない社会を目指して」を掲げております。
計画の基本理念においても、「人命尊重の理念に基づき、究極的には交通事故のない社会を目指す」として、「悲惨な交通事故の根絶に向けて、新たな一歩を踏み出さなければならない」としております。
また、人優先の交通安全思想を基本とすることを掲げ、「道路については、自動車と比較して弱い立場にある歩行者や高齢者、障害者、子ども等の交通弱者の安全を一層確保することが必要である」として、「『人優先』の交通安全思想を基本とし、あらゆる施策を推進していくべきである」としております。
県におきましても、「ゆとりとチャンスの埼玉プラン」の第二章、埼玉安心戦略の「もっと安心・安全」の中で交通安全対策の推進を掲げ、戦略指標として、交通事故死者数を平成17年の322人から5年後の平成23年には244人以下にするとしております。
また、昨年の本県の交通事故死者数は、昭和33年以降最も少ない265人でした。一気に57人も交通事故死者数を少なくし、わずか1年で平成23年の戦略目標が目の前に来ております。これは、関係者皆様の相当の御努力の結果と思われます。私は、今後も交通事故により尊い命が失われることがないよう、警察のみならず、行政においても一層の御努力をお願いしたいと考えているところであります。
そこで、交通事故を防ぐための一環である交通安全施設の管理について質問いたします。
県警察においても、交通の安全確保のために、必要な箇所に信号機や道路標識を設置したり道路標示を行ったりされていると思いますが、交通事故により交通標識が破損したり、横断歩道や一時停止の道路標示が磨耗している箇所も見られます。
このように、交通安全施設が何らかの理由により機能していない箇所は、交通事故の起こる危険度が高いと思いますが、どのように点検して修繕しているのか、警察本部長の御答弁をお願いいたします。
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A 加地正人 警察本部長
昨年の県内の交通事故死者数は265人で、前年比マイナス57人と全国一の減少を見せ、概ね半世紀ぶりに300人を下回ったところでございます。
本年に入りましても、昨日現在、交通事故死者数は109人・前年比マイナス22人・17%、人身事故はマイナス7%、物件事故もマイナス4%といずれも2年連続して前年を下回っており、これまでのところ比較的順調に推移しているところでございます。
さて、御質問の交通安全施設の管理でございますが、県内には信号機が約9千300基、公安委員会管理の道路標識が約37万本、横断歩道が約6万本設置されております。
現在、信号機や大型標識につきましては、委託契約した保守業者が24時間体制で交通事故等による損壊に対応しているほか、路側標識や道路標示は、年2回の一斉点検と日常の警察活動を通じた点検結果を踏まえ、必要な補修、更新を実施しているところでございます。
道路標識は、設置年が古いものから順次更新を図っているところでございますが、設置環境により老朽化の進行速度に開きが生じますことから、毎年の点検結果に基づき、優先順位を付した上で、計画的な補修・更新作業を実施しております。
また、横断歩道等の道路標示につきましても、磨耗が著しい部分だけを補修するなどの工夫により、より多くの箇所の補修が実施できるよう、配意をしているところでございます。
こうした、交通安全施設の整備は、交通事故防止上、必要不可欠でございますことから、平成19年度当初予算におきましては、前年対比約3%増額の予算を御容認いただいたところでございます。
県警察といたしましては、引き続き交通安全施設の適正な管理に努め、交通の安全と円滑の確保という警察の責務を全うして参る所存でございます。
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